ハゲても未来は明るい。米大学のリサーチ「ハゲは魅力的」

リスニング
Bald man is attractive.

Bald man is attractive.

以下はリスニングのまとめになります。

ハゲは魅力的である

ペンシルバニア大学の研究によれば、男性から見ても女性から見ても“ハゲは魅力的である”という結果が出ている。それだけではなく、ハゲや薄毛の人の方が自信を持っていて背が高いように見えるという。

 研究者は男女の学生たちに様々な男性の写真を見せて評価してもらった。評価項目は「魅力」「自信」「力強さ」の3項目。禿げた人はその3つの項目すべてにおいてトップだった。その研究によると「禿げた人はそうでない人と比べ背が1インチ近く高く、また13%以上力強く見える」そうだ。

研究者によると、ハゲの人は髪がないために職場や社会でよりうまくやれるという。例えばハゲの人は強く見えるという理由で交渉がより成功しやすい。しかし悪い面もある。禿げた人やスキンヘッドの人は、そうでない人と比べ4歳老けて見えるそうだ。”The American Hair Loss Association”によると、85%の男性は50歳までに禿げるか禿げかけている状態になるという。

この研究は「抜け毛を防いだり治したりするために毎年数十億のお金を使わなくてもよいだろう。その代わりにハゲを楽しむべきだ」というメッセージなのかもしれない。



日本でも同じことが言えるだろうか

この研究を読んで僕がはじめに思ったのは「日本でも同じことが言えるだろうか」ということだった。アメリカの禿げた人は例えばブルース・ウィリスのような強そうでカッコいい人を思い浮かべるけれど、日本人の禿げた人の(僕の勝手な)イメージはサラリーマンで弱気でうだつが上がらない感じだ。この差は一体何だろうか。

僕のハゲに関する思い出の中で一番強烈に残っているエピソードがある。カフェをしているときに禿げているお客さんが来た。4,50代で前の方から7割ぐらいが剥げていて、しかも女性だった。男性ならまだしも女性が禿げるとなるとだいぶつらい思いをしたに違いない。でもその女性は驚くほど堂々としていた。はきはきとしゃべるその姿には羞恥心のかけらも見当たらなかった。しっかりと“自分”を持っていて中心が定まった感じがした。正直なところ、彼女はとてもかっこよかった。魅力的だと思った。

男性は85%の確率で50歳までに禿げるか禿げかけている状態になる、という運命を背負って生きている。禿げてきて落ち込むこともあるだろう。しかしハゲを一度受け入れてしまうと、その人はもっと輝くんじゃないだろうか。アメリカのかっこいいハゲの人は自分に自信があって強そうに見える。日本人は薄毛のことを常に気にしている人が多いように思う。ハゲによって魅力が増すのであればむしろ自信をもっていいはずなのだ。

僕自身はまだ禿げることに対して危機感を持っていない。年を取っていくほどきっと気になってくるだろう。そして50を過ぎて禿げたときに、自分に自信が持てるようになりたいと思う。例えば小学生に指をさされ「ハーゲ」と言われたときに、怒ることも恥ずかしがることもなく、小学生が感心するくらいの簡素でカッコいいセリフを返すことができるおじさんになりたいと思う。

今の僕にはまだそのセリフは思いつきそうもない。

英語ノート

They had to rate attractiveness, confidence and dominance.

dominance [noun] the fact of being more powerful, more important, or more noticeable than other people or things

“Men might improve their well-being by finishing what Mother Nature has started.”

well-being [noun] a feeling of being comfortable, healthy, and happy

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