以下はリスニングのまとめになります。
なぜこどもは野菜が嫌いなのか?
みんな知っての通り多くのこどもは野菜が嫌いだ。親たちはこどもに野菜を食べさせるのに苦労している。
最近の研究では「なぜこどもは野菜が嫌いなのか」という問いの答えを見つけたかもしれない。この研究は2歳から4歳の子供を対象にしている。研究によればこどもの野菜嫌いは遺伝子が原因だという。親たちは、こどもが十分な野菜を食べないというストレスを感じる必要はないということだ。多くの親たちは子供が健康な食事ができないことを心配している。研究によれば、ある2つの遺伝子が変化するとこどもは野菜嫌いになるという。
この変化は子供たちに新しい食べ物を敬遠させ、好き嫌いの多い子供にしてしまう。
この遺伝子の変化は、こどもの味覚に影響する。その変化した遺伝子を持つこどもたちは多くの野菜をとても苦いと感じる。変化した遺伝子を持たない子供たちは苦いと感じない。イリノイ大学の肥満予防プログラムのメンバーであるNatasha Cole氏は「こどもたちがとても敏感な味覚を持っていることは不思議なことではない。敏感な味覚がこどもたちに“ブロッコリーは苦い”と感じさせる。この新しい研究が子供の肥満に対処する新しい方法を示してくれるかもしれない。」と語った。
育て方か生まれつきか
こどもはなかなか親の言うことを聞いてくれないものだ。野菜を食べないなど悩みは尽きない。こういった問題は生まれ育った環境が原因なのかそれとも生まれつきなのだろうか。こういった疑問は英語圏では”nurture or nature“と言って議論の尽きない話題だ。
僕は子供の頃、ピーマンが苦手だった。ピーマンの肉詰めが夕飯に出ることがあったが、なぜわざわざおいしいお肉を苦いピーマンでくるまなければならないのか本気で疑問に思っていた。もちろん今ではピーマンもおいしくいただいているけれど、小さい頃は多かれ少なかれ野菜は苦手なんじゃないだろうか。野菜嫌いの原因が育った環境のせいだとしても、あるいは遺伝子のせいだとしても、それでも野菜を食べることは健康に生活していくために必要なことだろう。
この研究から学ぶべきことは、子供が野菜をとても苦いと感じているという事実を知ることだ。そしてそのことを親が認めてあげることだ。そうすることによって、こどもに無理やり野菜を食べさせるのではなく、苦みを感じないように料理を作るなど子供の立場に立って考えることができるのではないだろうか。
英語ノート
The changes put some youngsters off trying new food.
put somebody off = to make you dislike something or not want to do something
…and can turn them into fussy eaters.
fussy = very concerned about small, usually unimportant details, and difficult to please
a member of an obesity prevention program at Illinois University
when someone is very fat in a way that is unhealthy
fatよりpoliteでscientific
the new research could help to find new ways of tackling childhood obesity.
tackle = to try to deal with a difficult problem (対処するetc…)
the rest of the family
the rest = what is left after everything or everyone else has gone or been used, dealt with, or mentioned
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