“can”ではなく”be able to”を使う2つの場面

文法

canの代わりに使える “be able to” 。
ではどんな場面で、can ではなく “be able to” を使うのでしょうか。

1.現在完了形などでcanが使えない場合

can の過去形は could ですが、can の過去分詞形はありません。
そのため”be able to”を使って、”been able to”と表現します。

example
I can’t sleep.

I haven’t been able to sleep recently.

また、”might” や “would” などの後には、can は使えません(同じ性質の助動詞は並べられない)。
そのため、これらの助動詞の後には”be able to”を使います。

example
Liz can come tomorrow.

Liz might be able to come tomorrow.

これは学校で習うやつだね。

もうひとつ、couldじゃなく “be able to” を使う場面があります。



2.特定の場面で起こったことを明確に表現したいとき

日本語だとわかりづらいので、英語の表現を見てみましょう。

We use could for general ability.
But if we are talking about what happened in a particular situation, we use was/were able to… or managed to… (not could).
参照English Grammar in Use』p.52

例を見てみましょう。

example
The fire spread through the building quickly but everybody was able to escape.
or …everybody managed to escape.

んー、could でも大丈夫そうに見えるけど…
なぜ could ではだめなの?

could だと、「逃げる能力があった」「逃げられる可能性があった」というニュアンスになります。
例の場合、「みんな逃げることができた」ですが、could を使うと、ちゃんと逃げたかどうかわからない

なるほど。
逃げることができたという部分をはっきりさせたいときに “was able to” を使うんだね。

他にも “managed to” あるいは
did を使って “did escape” でもOKですよ。

“be able to” は、can, could が使えない時の救世主

can ではなくbe able to を使うパターンをまとめておきます。

  • can の過去分詞形を使いたいとき(例:I haven’t been able to…)
  • might, would などの後に使いたいとき(例:I might be able to…)
  • 特定の場面で起こったことを明確にしたいとき(couldを使うと意味が分かりにくくなるとき)

同じ意味を持つ “could” と “be able to” ですが、使い分けるシーンがあるということを知っておくと便利です。

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