英語を話すために最低限必要な英単語数はいったいどれくらいなんだろう。
そんな疑問を解決する英単語リストを見つけました。それがカナダのStuart Webb教授が作った800の英単語リストです。
このリストを知ったきっかけは、BBCのリスニングプログラム “6 Minute English” 。この中で、ウェスタンオンタリオ大学のStuart Webb教授は800の単語だけで英語の75%もの部分をカバーできると言っています。
その英単語リストは簡単にダウンロードでき、すぐに確認できるのでここでシェアしておきます。
また、元ネタの 6 Minute English はとてもおすすめのリスニングプログラムなので、今回のリスニングの内容を一部紹介します。単語リストのダウンロード方法なども合わせて紹介しているのでよかったら参考にしてみてください。
How do you learn to speak a language?
まずは、BBCの “6 Minute English” のおすすめ回、 “How do you learn to speak a language?” の内容を見ていきましょう。
さきにリスニングしたいという方は上の画像の△ボタンからどうぞ。
BBCのWebページには、会話で使われているボキャブラリーや会話の内容も書かれているので、それらを確認したいという人は下のリンクからどうぞ。
とにかくリストが知りたいという方は、「Stuart Webb教授の800の単語リストを見てみよう」の項目にダウンロードページへのリンクがあります。
以下リスニングの要約です。(ネタバレ注意)
世界にはどれくらいの数の言語があるのか
スペイン語やチェコ語、日本語も少し話せるNeilと聞き手のRobによって会話が進んでいきますが、最初に1つクイズが出されます。
今回のクイズは「世界にはどれくらいの数の言語があるのか」。70、700、7000の三択でしたが、答えは7000。想像していたよりも多くの言語が存在していますが、UNESCOによるとそのうちの2500もの言語が失われつつあるようです。
難しい単語を知っていても、より簡単でよく使われる単語をマスターできていない
複数の言語を話せるNeilは言語を学ぶときに何が大事か聞かれたときに、「とにかく練習することと、ミスすることを恐れないこと」と答えていました。「でも何千もの単語を覚えなきゃいけないよね」と言ったRobに対して、Neilは「そうでもないんだよ」と返し、ウェスタンオンタリオ大学のStuart Webb教授の話になります。
Stuart Webb教授は、「語学を勉強している学生は2,3000もの単語を何年もかけて一生懸命覚えようとしている。しかし、あまり使われない難しい単語を知っていても、最もよく使われる単語を使いこなせないでいる」と話します。
ここで台湾の学生の話が出てきますが、「9年間も英語を学んでもなお、約半分の学生が最もよく使われる1000の単語を身につけられないでいる」という箇所が日本と全く同じだと感じました。
基礎となる800語をマスターしたのち、より頻度の低い単語を
Stuart Webb教授は、まずはよく使われる800のワードをマスターすることで、より頻度の低い単語を学ぶ基礎ができると話します。
はじめから1,000や2000の単語を一遍に覚えようとするのではなく、よく使われる単語を先に覚えるってところがミソですね。
日本の中学で学ぶ英単語は1500語ほどと言われているので、800語がいかに簡単かがわかります。
Stuart Webb教授の800の単語リストを見てみよう
単語リストは、University of Western OntarioのホームページのStuart Webb教授のページからダウンロードすることができます。
英単語リストのダウンロード方法
まずは以下のリンクから教授のページに飛びます。
教授のプロフィールの下、「Quick Links:」にあるThe Essential Word Listが800の英単語リストのpdfになります。
簡単な単語を使いこなす難しさ
昔の記事で、簡単な単語なのに言えなかった「帰りに、帰り道で」というフレーズがあります。単語の意味を知っていることと、その単語を使いこなせるかどうかというのは別と思い知らされた出来事でした。
英単語を覚えるなら、まずはよく使われる800語から
いかがだったでしょうか。比較的簡単な単語がたくさんあったと思います。
この800語ををしっかりマスターすれば7割以上話すことができると思うと、英語が苦手でも話せるようになるんじゃないかと希望が持てますね。
この800語を基本として、そこから1000語、2000語とボキャブラリーを増やしていけば、よりさまざまなジャンルに対応できるようになります。
そのためにもまずはこの800語を、ただ意味を知っているというだけではなく、しっかり使えるところまでマスターしたいですね。
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