無料のリスニング教材サイトBreaking News English(以下BNE) より”Starbucks opens coffee shop with tatami in Kyoto“(スターバックスが京都に畳のある店舗をオープン)のお話をシェアします。「どんなお店か見たい!」という方は記事の最後に動画があるのでご覧ください。
リスニングの練習もできますが、ただお話を読むこともできます(日本語)。リスニングの練習をする場合、ネタバレしたくない場合は先にBNEの記事のリンクよりリスニングを開始してください。
“Starbucks opens coffee shop with tatami in Kyoto”
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リスニングのレベル
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“Starbucks opens coffee shop with tatami in Kyoto” の記事は4種類のレベルがあり、レベル0~2はより簡単な単語で構成されています。ここでは原文であるレベル3の内容を取り上げています。
“Starbucks in Kyoto”のためのボキャブラリー
UNESCO World Heritage (noun)
UNESCO World Heritage【名詞】ユネスコ世界遺産
disrupt (verb)
disrupt (verb) = to prevent something from continuing in its usual way by causing problems
disrupting (noun)
disrupt 【動詞】邪魔をする、破壊する
“disrupt“と”interupt“はどう違うの?
“interrupt“は遮(さえぎ)る、中断させるような意味で、一時的にストップさせる感じなのに対して、”disrupt“は何かに対して邪魔したり妨害したりすることです。
“interrupt”は人に対して使うけど、”disrupt”はものあるいは物事に対して使います。
interrupt (verb)
interrupt (verb) = to stop someone from continuing what they are saying or doing by suddenly speaking to them, making a noise etc.
畳のあるスターバックス
スターバックスは、古の都である京都に新しくコーヒーショップをオープンしました。世界でも珍しい畳の部屋が3つあるお店です(畳は伝統的なワラの敷物で日本家屋の床に使われます)。畳の部屋には椅子はありません。人々は畳の上の座布団に座ります。この新しいお店は京都の最も歴史的なエリアにある築100年の家屋を利用しています。このお店は二年坂というとても魅力的なショッピングエリアに位置しており、世界遺産にも登録されている有名な2つのお寺の間にあります。このエリアは観光客にとても人気で、たくさんの観光客が着物を借りて観光しています。3つの畳の部屋はこのお店の2階にあります。
スターバックスはこのお店が周囲の伝統的な風景と調和するようにベストを尽くしました。そこにはネオンサインも、あの大きい緑色のスターバックスの看板もありません。代わりに伝統的な紺色の暖簾(のれん)が入り口にかけられています。その紺の暖簾には黒でスターバックスのロゴが描かれています。スターバックスはこの建物を伝統的な様式でリフォームし、観賞用に日本庭園を造りました。スターバックスは良き隣人であることも望んでいます。スターバックスはお客がお店に入ろうと待っているときに、店の前に行列を作らないようにしようと決めました。またピーク時にはお客の数に制限をかけています。これは混雑によって周りの静かな雰囲気を壊してしまうことを避けるためです。
伝統への尊敬の念と周りへの配慮は日本人に残っているだろうか
伝統的な景観を守る、静かな雰囲気を壊さないという心がけが薄れていってはないだろうか。僕にとって、あるいは日本人にとって、“周りへの配慮”は文化的な感覚であったように思います。最近のこの利便性重視のシステムやスマホ社会の只中にいると、大事な何かを忘れてしまったように感じるときがあります。周りへの配慮はたぶんこの大事な何かのひとつなのでしょう。
畳のあるスターバックスの動画を貼っておきます。雰囲気がとてもいいので一度は行ってみたいですね。
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