Creative expression will never cease.
現在完了と現在完了進行形の違いを見ていこう。
前回は現在完了進行形も現在完了と同じく基本的に完了したものごとに使えることを学びました。では現在完了と現在完了進行形はどのように使い分けるのでしょうか？簡単な英文の例と説明を見てみましょう。
They have been painting the wall.
We are interested in the activity. It does not matter whether something has been finished or not. In this example, the activity (painting the wall) has not been finished.
参照『English Grammar in Use
The wall was white. Now it is green.
They have painted the wall.
Here, the important thing is that something has been finished. ‘Have painted’ is a completed action. We are interesed in the result of the activity (the painted wall), not in the activity itself.
参照『English Grammar in Use
(注：イラストと合わせるため参照した文章を一部変更しています)
現在完了進行形はアクティビティ自体を、現在完了形は完了したことを強調しようとしている
上の例で言うと、現在完了進行形は「ペンキを塗っていた」というアクティビティを強調しようとしています。なのでそのアクティビティがまだ途中なのかもう終わったのかにはそれほど重きを置いていません。
一方現在完了形は、そのアクティビティが完了したことを強調しています。アクティビティの結果に重きを置いているということですね。
この２つを比較した例文を見てみましょう。
上が現在完了進行形（アクティビティを強調）で、下が現在完了形（完了した結果を強調）です。
車の修理
現在完了進行形の方は、話し手は手が汚れていることの理由として、車を修理していたことを表現しようとしています。この話のポイントは「車を修理していた」というアクティビティそのもので、車が直ったかどうかは重要ではありません。また直ったかどうかもここでは言及されていません。
一方現在完了形の方は、話し手は車が直ったかどうか（アクティビティの結果）ということに興味があります。
タバコを吸う
現在完了進行形の方は、「タバコを吸う」というアクティビティ自体に言及しています。
一方現在完了形の方は、誰かがタバコを吸ってしまった（アクティビティの結果）、その行為が完了してしまったということに言及しています。
疑問文での使われ方
アクティビティがどのくらい続いているか（アクティビティが行われている期間）を訊ねるときには（”How long ~?“）現在完了進行形を使います。
アクティビティがどの程度（または何回）行われているか訊ねるときには（”How much, How many or How many times ~?“）現在完了形を使います。
例文を見てみましょう。
We use the continuous to ask or say how long (for an activity that is still happening):
・How long have you been reading that book?
We use the simple to ask or say how much, how many or how many times (completed actions):
・How many pages of that book have you read?
参照『English Grammar in Use
（注：枠内すべてこちらを参照しています）
現在完了進行形と現在完了形は内容で使い分けられる！
この完了形シリーズは中学校の時から苦手でした。完了形を使うときは割と「正しく使おう」という意識になっちゃいがちなんですが、自分が何を表現したいのかを考えて使うとより身につくように思います。
| まとめ ・現在完了進行形はアクティビティそのものを表現するときに使う ・現在完了形はアクティビティの結果（完了したこと）を表現するときに使う |
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