“will”と”be going to”の違い。未来を現す４つの表現

Let’s talk about future.

未来を表す表現は4つある

未来を表す表現は”will”と”be going to”の２つが有名ですが、現在形、現在進行形も未来を表す表現として使います。
ここでは、それぞれのニュアンスの違いと使い分けを書いていこうと思います。まずは簡単な分類から。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

“will”と”be going to”の違い

下記の例は、Liz先生とねこがパーティを開くことになって、そのことをKarenに話すという場面です。
“will”と”be going to”の違いを見てみましょう。

その場で決めたことは”will”

Liz先生との会話でパーティーを開いてたくさんの人を招待しようという話になりました。このように、話しているときに決まった未来のことは”will”を使います。

すでに決めたことは”be going to”

パーティーを開くことが決まった後、Karenにそのことを伝えるときには”be going to”を使います。

このようにその場で決まったのかあるいはすでに決めているのかで”will”と”be going to”を使い分けていきます。

もうひとつ例を挙げると、

“Ann is in hospital.（アンは入院しているよ）”と言われたときに、

知らなかった場合
“Oh really? I didn’t know. I‘ll go and visit her.”
→その場でお見舞いに行くことを決めたので”will”

知っていた場合
“Yes, I know. I‘m going to visit her tomorrow.”
→すでにお見舞いに行くことに決めていたので”be going to”

このように使い分けていきましょう。

“I’m going to do”と未来を表す現在進行形(I’m doing)の違い

未来を表す表現として現在進行形を用いるときがあります。”be going to”と似ていますが微妙なニュアンスの違いがあります。英語の説明を見てみましょう。

未来を表す現在進行形

Use the present continuous to say what you have already arranged to do.
参照『English Grammar in Use』p.38

“be going to”

‘I‘m going to do something’ = I’ve decided to do it (but perhaps not arranged to do it)
参照『English Grammar in Use』p.40

すでにアレンジ（計画）している場合は現在進行形

手帳に書かれた予定など、すでに計画されたものに対しては現在進行形を使う。
例： He is having dinner with Ann on next Friday.

特に計画していたわけではないがやろうと決めた場合は”be going to”

前もって計画していたわけではないけどやろうと思っていたものに対しては”be going to“を使う。
例：’The windows are dirty.’
‘Yes, I know. I‘m going to clean them later.’

上記の2つは大概の場合（willとbe going toのような）大きな違いはないので、どちらを使ってもOKです。ただ少しニュアンスが違うんだということを覚えておきましょう。

未来を表す現在形の使い方

タイムテーブルやプログラムを表現するときは未来のことであっても現在形を使います。
例えば電車の出発時間や映画の上映時間などは現在形ですね。

The train leaves Tokyo at 11.30.

The film starts at 8.15.

未来を表す4つの表現を見ていきましたが、大きな違いがあるのは”will”と”be going to”です。
その場で決まったことは“will”
すでに決めたことは“be going to”
この2つの表現を使い分けていきましょう。