#6世界中の庭園が一度に見れる場所、ハミルトンガーデンズ[NZ縦断シリーズ#6]

ニュージーランド
たくさんの庭園とつながるコート(中庭)


たくさんの庭園とつながるコート(中庭)

庭に興味がある人は、一度は行ってみたくなるであろうハミルトンガーデンズ。
ここは、日本庭園や中国、インド、イギリスなどのさまざまな庭園や、その他の創作的な庭園などを見て回れる場所です。
しかも駐車場から入場料まで全部無料!(パンフレットは有料)
オークランドからも近い位置にあるので気軽に行ける場所でもあります。

[NZ縦断の道のり#6]



ハミルトンガーデンズは広大!

入り口付近には大きな池とカフェがある

ハミルトンガーデンズには、庭園の他にもカフェやギフトショップ、池、広場、バラ園などがありとても広いです。
全部見ようと思うと1日がかりになります。
またそれぞれの施設は閉まる時間帯が少しづつ違います。
その中でも「ビクトリアンフラワーガーデン」は冬時間だと夕方4時に閉まってしまうので注意です。
(駐車場は夜の9時半まで)

カフェからの眺め

まずはカフェで休憩。池を眺めながら、どう歩こうか道順を思案します。

庭園同士がつながりまるで迷路だった

このパンフレットは有料だが、ぜひ買ってほしい

ハミルトンガーデンズは基本的に無料ですが、このパンフレットだけは有料でした($2くらいだったと思う)。
インフォメーションセンターを見渡してもパンフレットが見当たらなかったので、窓口で聞いてみると出してくれました。
この庭園は大規模で管理費もかかるにもかかわらず無料で運営しているため、こういったパンフレットは進んで買いたいところです。

庭園は複雑に繋がって、まるで迷路のようになっています。
窓口では道順を教えてもらいましたが、途中で迷いました(笑)
でもそこが楽しいところでもあります。

庭園は、大きく分けて、世界の伝統的な庭園コレクション、創作的なアート庭園コレクション、生産的な庭園コレクションの3つのグループに分けられていますが、それぞれの庭園は、コート(中庭)を中心に繋がっている構造になっています。

コート(中庭)にはたくさんの入り口があり、それぞれ別の庭園に繋がっている

このコート(中庭)にはこどもゴコロをくすぐられました。
この入り口はどんな庭園に繋がっているんだろう?
次の庭園はどんなだろう?
いろいろ想像しながら、歩くのが楽しかったです。

まずは日本庭園から

日本庭園の小川には子ガモが泳いでいた

昔、植木屋をやっていたので、ニュージーにある日本庭園はどのレベルだろうかと興味がありました。

「お、割と日本っぽい」と思った日本庭園の入り口

ハミルトンガーデンズの日本庭園は、海外で作られたことを考えるとそこそこの出来。

植木屋目線でいうと、垣根と裏の松のギャップがすごい

生垣のような直線的な選定(刈り込み)は欧米が得意とするところ。
しかし、松の選定のような繊細な技術はない。
日本庭園は手間と時間がかけられているんだなとあらためて思いました。

枯山水。この写真で違和感が伝わるだろうか

雰囲気はある。けれど、よく見ると全然違う。そんな感じ。
箱はある。心がない。そんな感じ。
わびさびがない?じゃあわびさびって何なんだ?
といろいろ考え込んでしまう日本庭園でした。

建物から池を眺めることができる

結局のところ、繊細さが日本の美意識なんじゃないかな。
たぶん、だから、この日本庭園には日本がないと感じたんだろうなぁ。
これを見た海外の人に「日本庭園ってこんなもんか」と思われたくないなと思ったけれど、まぁ仕方がない。

世界の庭園を歩く。次は中国

この色合いがなんとも中国らしい

次に訪れたのは中国の庭園。
ここからは、自分で庭を造るとしたらどんな風にしようかというテーマで歩いていました。

花柄の入り口がいい感じ。きっと意味があるんだろうな

壁を型で切り抜いたような穴をくぐると、ふっと別の空間につながる。
そういう切り替えが面白いなと思いました。

中に入ると光と影の部分が入れ替わる

人は庭というものに何を求めているんだろうか。
癒し?くつろぎ?自然?
たしか植木屋の親方は、山の美しさを身近に表現したのが庭、みたいなことを言っていた気がする。たぶん。

“赤”は中国を象徴する色のひとつだ

赤や朱色は日本でも見られる建物の色だけれど、こうしてみると日本の文化は中国から来たんだなと思わされます。

カメのような龍のような生き物。亀田龍之介と命名

中国の伝説に出てきそうな生き物。なにか物語があるに違いない。

インドの庭園は一部工事中だった

この白さと水の感じがタージマハルを思い出す

インド庭園は壁に囲まれて少し窮屈だったけど、花がとてもきれいでした。

花の力強さと美しさは、どんな庭よりもインパクトがある

次のページでは、イタリア庭園の様子が…

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