#1ファンガレイハーバーを見下ろす絶景!気軽に登れるマウントマナイアトラック[NZ縦断シリーズ#1]

ニュージーランド
頂上からWhangarei Harbourを見下ろす

面白い形をした岩を持つMount Manaia(マウントマナイア)

往復2~3時間で登れて景色もいいマウントマナイアトラック。地球の歩き方にも載っていないこのトレイルは、頂上の景色も絶景ですが、マオリの歴史的な場所であること、トレイルの最中に鳥を観察できることなど、たくさんの魅力あるトレイルでした。

この時の天気は、晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、途中ファンテイルを見ることができ大満足でした。ノースランドへ行かれた際は立ち寄ってみてはいかかでしょうか。

[#1NZ縦断の道のり]



マウントマナイアトラックのインフォメーション

はじめにマウントマナイアトラックの情報をまとめておきます。

マウントマナイアトラックの詳細

必要な時間と距離

往復2~3時間 3.5kmの道のり

高低差

324m

トレイルの状態

登りが続く道、途中階段あり

トレイル地図

詳しい情報は、下記のDOCのマウントマナイアトラックのページへ
https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/northland/places/whangarei-heads-area/things-to-do/mount-manaia-track/

きっかけはベストショートウォークのパンフレットだった

DOCが発行しているBEST SHORT WALKS。北島では4つのコースが紹介されている。

このトレイルをやろうと思ったきっかけは、AAで見つけたパンフレッドでした。トレイルを管理しているニュージーランド自然保護局(DOC:Department of Conservation)が出している、ベストショートウォークスというパンフレットがあります。

ここには長くても2~3時間で帰ってこれる手軽なトレイルが、ニュージーランド全域で14コース紹介されています。その中のひとつがこのマウントマナイアトラックでした。

余談ですが、オークランドのAAにはトレイルだけでなく、ホリデーパークなどの宿泊施設や、地域の観光情報をまとめたパンフレットが無料で手に入るので、情報収集にはうってつけの場所です。

いざマウントマナイアへ

駐車場からのマウントマナイアトラックへの入り口

中古車を購入して、旅行に出かけてから3日目。
ニュージーはじめてのトレッキングでした。
体がだいぶなまっていたので息が切れないかちょっと心配。

靴底の泥を落とす設備

入り口付近には、靴底の泥を落とすための設備がありました。これは、樹木に感染する細菌の蔓延を防ぐためのもの。大型の動物がいないニュージーランドでは、ハイカーの靴に着いた泥が菌などを運び、カウリなどの樹木の立ち枯れの原因となっています。

ちなみに、日本からハイキングシューズを持ち込むには申告が必要で、上記の理由で泥を厳しくチェックされます。私は、ニュージーランドで新品を買う予定で入国しました。もしオークランドで山用品などを買う予定がある人は、アウトレットモール「DRESS SMART(ドレスマート)」がおすすめ。良いものが安く手に入ります。中心部から無料のシャトルバスも出てます。

トレイルはよく整備されている

印象的な道を通る

トレイルはよく整備されていました。

道の途中には大きな岩も

トレイルはとても歩きやすく、虫も全然気になりませんでした。(11月上旬の話)

ボードウォーク

木の階段は手すり付き

地味にきつかったのは階段。久しぶりのハイキングだったので、階段を登り終えた後にまた階段が現れると「こりゃ明日筋肉痛だわ」とつぶやきつつ、ゆっくりと足を運んでいきます。

ニュージーといえばシダ

トレイルには樹木ほどの高さに成長したシダがたくさん生えています。ニュージーランドには、大小さまざまなシダが200種類ほど確認されています。

ごつごつした岩が出てきたらそろそろ頂上付近

しばらく登ると、一度視界が開ける場所に出ます。
上を見上げると、いびつな形をした岩がそそり立っているのが見えます。

頂上はマオリの聖域でもある

頂上には大きな岩に上るための階段がある

マウントマナイアの頂上は、マオリの神聖な場所です。
昔、マオリの人々は重要なマオリの族長が亡くなった時、その亡骸をこの場所に置くという習慣がありました。
この山の名前にもなっている「マナイア」は、ファンガレイの先祖の名前からつけられたそうです。そして、この岩の重なりがマナイア自体を象徴しています。

岩へ上る階段の途中に設置された看板にも書かれていますが、頂上の岩を超えて先へ進むことや、他の岩を登る行為は禁止されています。また、頂上の岩には5人以上同時に上ってはいけないというルールもあります。

この看板には「岩に上ったりしないようにお願いします(Kaitiaki reqest that ~)」と書かれており、とても腰の低い書き方だったことに驚きました。ここはマオリの聖地で、ハイカーはどちらかというとお邪魔させていただいている側です。この文面からKaitiakiは、他国の者である私たちに対して、暖かいウェルカムな気持ちを示してくれているのではないかと感じました。

ここで出てくるkaitiakiとは、ニュージーランドの空と海と大地を守る者(ガーディアン)で、kaitiakitangaというマオリの考え方(コンセプト)を元にした言葉です。

頂上の大きな岩。

頂上の大きな岩には手すり囲いもありません。風も強いので十分に注意が必要です。

左側には海が広がっている

昨晩(2日目)は、湾の向こう側のマーズデンポイントにあるAirbnbで宿泊しました。写真の右側の少し奥まったところにある地域で、ヨットハーバーがあります。ここの先で釣りをしたら、1投で1匹アジが釣れる状態が10数匹釣れるまで続きました(アジング)。

頂上からファンガレイハーバーを見下ろす

湾に雲の影が差し、それが動いていく様子をぼーっと眺めていました。

複雑な形をした岬と島が面白い

ファンテイルと出会う

動きがかわいいファンテイル

帰り道で、ファンテイルが遊びに来てくれました。

特にまゆげがかわいい

ファンテイルはこちらに向かって飛んできて、こちらの周りをぐるぐると周りながら踊りを披露してくれました。
トレイルの途中で座り込み、ファンテイルを観察します。

動きが早いのでカメラで追うのが難しい

歓迎の舞を披露してくれた

表情が愛らしい

もしかすると近くに巣があり、追い払いたかっただけかもしれないけれど、少なくとも僕には全然攻撃的には見えませんでした。
ファンテイルは、しばらくの間(かなり長い間に感じられた)近くにとまってはひらひらと踊り、また場所を変えて舞いを繰り返してから去っていきました。

下山後、振り返って頂上を眺める

途中、メジロも見かけましたが写真は取れず。
無事下山して終了。

マウントマナイアトレイルは、よく整備されているので、気軽に登れて、景色のよいおすすめのハイキングコースです。
ファンガレイに寄った際は、登ってみてはいかがでしょうか?
もしかすると、ファンテイルが遊びに来てくれるかもしれません。

p.s.

この日は近くのフリーキャンプ場で泊まりました。
奥に写っている桟橋で夜釣りをしてみたけど、小さいタイとウミウシしか釣れなかった。

Parua Bay Free camping Area

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