2016年に発売された初代SEを愛用していましたが、このたび新型iPhone SE (第2世代)に買い換えたのでレビューします。
旧型SEはまだ壊れてはないけれど、
- GPSがうまく動作しない
- 光センサーがたまにおかしくなり画面が暗くなる
- コネクタの接続が悪く、充電時に苦労する
といった不具合があったのに加え、ちょうど良いタイミングでSE2が発売したためすぐ購入。
ここでは写真の比較や、良いところ残念なところ、ケース、ガラスフィルムのレビューなどを書いていきます。
まずはスペックを比較
初代SEと新SEの数値的な部分を比べてみます。
旧型iPhone SE(第1世代) | 新型iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
プロセッサ | A9チップ | A13 Bionicチップ |
サイズ (幅×高さ×厚み) |
58.6×123.8×7.6mm | 67.3×138.4×7.3mm |
重量 | 113g | 148g |
ディスプレイ | 4型Retinaディスプレイ(液晶) | 4.7型Retinaディスプレイ(液晶) |
解像度 | 1136×640ピクセル(326ppi) | 1334×750ピクセル(326ppi) |
Face ID | - | - |
Touch ID | 〇 | 〇(第2世代の指紋センサー) |
3D Touch | - | 〇 |
連続使用時間 | ビデオ再生:最大13時間 | ビデオ再生:最大13時間 |
オーディオ再生:最大40時間 | オーディオ再生:最大50時間 | ワイヤレス充電 | ― | 〇 |
アウトカメラ | 1200万画素(広角) | 1200万画素(広角) |
広角:F2.2 | 広角:F1.8 | |
- | 光学式手振れ補正 | |
最大5倍のデジタルズーム | 最大5倍のデジタルズーム | |
- | ポートレートモード | ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影(30fps) | 4Kビデオ撮影(24fps,30fps,60fps) |
108pビデオ撮影(30fps,60fps) | 108pビデオ撮影(30fps,60fps) | |
- | ビデオの光学式手振れ補正 | |
最大3倍のデジタルズーム | 最大3倍のデジタルズーム | |
- | QuickTakeビデオ | 防水・防塵 | - | IP67 | コネクタ | Lightning | Lightning |
価格(税別) | 16GB:5万2800円(2016年3月発売) | |
32GB:4万4800円(2017年3月発売) | ||
62GB:6万4800円(2016年3月発売) | 62GB:4万4800円 | |
128GB:5万4800円(2017年3月発売) | 128GB:4万9800円 | |
256GB:6万800円 |
4年という歳月を経ているとはいえ、同じ容量で2万円も安く機能がより充実している新型SEは本当にコスパがよいですね。
そんな新型SEで特に嬉しかった点は、プロセッサ、ワイヤレス充電、防水防塵の3つでした。
頭脳は賢いに越したことはない
新型SEはiPhone8の外身に、iPhone11シリーズと同等のA13チップが入ったものです。初代SEと比べると4世代も先の頭脳が採用されています。
僕はスマホでゲームをすることがないので、旧型SEのA9チップでも十分満足して使っていました。
余計な機能はいらないというのが僕の基本的な考え方ですが、処理能力に関しては早ければ早い方がいいですね。
Lightningに頼らなくてよいところが◎
初代SEの買い替えの大きな理由は、「きちんと充電ができなくなったから」でした。
Lightningコネクタを差しても充電できず、うまく充電される角度に固定する必要がありました。iPhoneを斜めにおいて角度を調整し、上から重しをのせる…なんてことを毎回やっていたわけです。
新型SEにはワイヤレス充電あるので、同じようなトラブルが起こったときでも問題なく充電できます。
防水・防塵があればさらに安心
防水・防塵の欄にあるIP67とは、電子機器類の保護構造において防塵、防水機能を等級分けしたもので、最初の数字が防塵のレベル、2つ目の数字が防水のレベルを表しています。
防塵に関しては6が最高(完全な防塵構造)で、防水は8が最高の値となっていて、IP67は、「防塵は完璧、防水は最大水深1メートルで最大30分間」という構造です。
旧型SEでは防水防塵構造ではなかったので、より安心して使えますね。
旧型・新型それぞれの写真を比較してみた
カメラの機能は、仕様的にはレンズが広角になったことと(F2.2→F1.8)、光学式手振れ補正、ポートレートモードがついたこと以外は変わっていません。
画素数も1200万画素とどちらも同じです。
けれど、実際に写真を撮ってみると違いがありました。
左が旧型、右が新型の写真です。(中央のクスロールボタンで写真を入れ替えることができます)
注目してほしいのが、左(旧型)の写真の奥にあるモミジの白飛びと、階段横の低木(ヒラドツツジかな?)の暗さです。
右(新型)の写真では全体が明るいですが白飛びが抑えられている印象です。
続いて池の写真。
右(新型)の方が明るい印象です。
個人的には、左(旧型)のモミジの濃い緑のコントラストや、池の黒さが好みではありますが、色やコントラストは後から補正することが可能だと思います。
あと2枚ほど写真を載せておきます。(どの写真も左が旧、右が新)
何枚か写真を撮ってみると、色合いは初代SEの方が好みだけれど、新型SEの方がより細かいところが表現できているといった印象でした。
新しいカメラの方が明るく写るのかなぁと思ったけれど、現最新モデルのiPhone 11 Pro Max と iPhone SE2 を比較しているサイトを見ても、iPhone SE2 の方が明るく撮れていたのでそういう仕様なのかな。
どちらにせよ、カメラについては満足のいくレベルでした。
ケースとガラスフィルム
新型の iPhone S2 (第2世代)は iPhone 7/8 と同じ形ですので、ケースも同じものが使えます。
今回は、背面ガラス+枠TPUのグラデーションのケースを購入しました。
ガラスフィルムはこちら。
ケースとガラスフィルムを合わせても1,000円しません。
ケースはiPhone本体の色によって見え方が変わってきますが、今回購入した黒の場合こうなりました。
黒だとグラデーションの色合いが抑えられますが、これくらいの方が目立たずシックなので気に入っています。
TPUは凹凸が少なく若干滑りやすいですが、慣れていくと思います。サイズ感は(当たり前ですが)iPhone 7/8のものでぴったりでした。
ガラスフィルムの方はのぞき見防止のものやブルーライトカットのものなどピンキリで悩みましたが、基本的には画面の保護ができればよいので結局安くてスタンダードなものを選びました。
200円を切る商品でしたが、9Hの硬さでラウンドエッジ、薄さは0.26mmで、張るときも気泡なく貼れて感度も良好。今のところ問題はありません。
ガラスフィルムは百均でも売っていますが価格的にそこまで大きな差ではないので、必要以上の品質のものをできるだけ安い値段で探している人にはお勧めです。
新型iPhone SEの良いところ、残念なところ
新しいスマホに求める性能は人それぞれだけれど、僕がスマホに求めるものはコスパが良く、コンパクトで、必要な機能を備えていることです。
iPhone SE シリーズは、上記の3つに加え、使いやすさやセキュリティ面での安心感などもよい点の一つだと思います。
そんな中、旧型SEから新型SEに変えて「想像していたよりも違いがある」と感じた部分を長所短所含めて書いてみます。
引継ぎが超簡単!
頻繁にiPhoneを買い換えている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、今回新しいiPhoneに変えてびっくりしたのが引継ぎの簡単さ。
電源を入れて旧iPhoneを近くにもっていくだけでBluetoothで勝手に引継ぎされました。進化してますね。(後日、友達に数年前から引継ぎできたよと言われました。そうだったのか)
今までは結局使っていたiPhoneが修復不可能なほどに壊れてから買い換えるということをしていたので、この自動引継ぎは初めての体験でした。
重量
旧型iPhone SE(第1世代) | 新型iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
重量 | 113g | 148g |
重量(ケース・フィルム込み) | 138g | 177g |
初代のSEに慣れていると、40gの差は少し重たく感じるかもしれません。すぐ慣れると思いますが…。
サイズ感
旧型iPhone SE(第1世代) | 新型iPhone SE(第2世代) | |
---|---|---|
サイズ (幅×高さ×厚み) |
58.6×123.8×7.6mm | 67.3×138.4×7.3mm |
ディスプレイ | 4型Retinaディスプレイ(液晶) | 4.7型Retinaディスプレイ(液晶) |
幅が+8.7mm、高さが+14.6mm、初代より大きくなったiPhone SE 第2世代。
画面が見やすくなり、一画面に収まるアプリの数が一段増えました。
ただし、ポケットに入れる人は要注意。結構かさばります。
旧型ならポケットに入れてしゃがんでも大丈夫でしたが、新型は無理ですね。これは大きな差でした。
個人的には画面は小さくてもいいので、旧型のサイズ感を維持してほしかったというのが本音です。
ただ、今のスマホの流れとしては大きくなっていく一方なので「小型で高性能!」っていうのは、やっぱりこの新型iPhone SE 当てはまるところだと思います。
iPhone SE の購入できる場所、値段
iPhone SE は、主に3つの場所で購入できます。
- apple公式サイトで購入する[SIMフリー]
- ヨドバシカメラ、ビックカメラで購入する[SIMフリー]
- 大手キャリア(docomo,au,softbank)で購入する[SIMロック]
apple公式とヨドバシ、ビックカメラで購入したiPhone SE はSIMフリーなので格安SIMの方はこれらのショップからどうぞ。
大手キャリアの方はそのまま乗り換える分には問題ないですが、格安SIMを検討中の方はSIMフリーの方がおすすめです。
apple製品は基本安売りしないことで有名ですが、実はそれぞれのショップで値段が違います。
64GB | 128GB | 256GB | |
---|---|---|---|
apple store | 49,280円 | 49,280円 | 66,880円 |
ヨドバシカメラ ビックカメラ |
49,280円 | 49,280円 | 66,880円 |
ドコモ | 57,024円 | 62,568円 | 75,240円 |
au | 55,270円 | 61,250円 | 75.215円 |
softbank | 57,600円 | 64,080円 | 78,480円 |
※すべて税込みの値段
大手キャリアの方が少し割高にはなっていますが、MNP(ナンバーポータビリティー)時に22,000円の割引があったり、2年後に返却することを前提に約3~4万円の割引があったりするようです。気になる方は、各キャリアのページで確認してみてください。
なお、格安SIMの会社では本体と一緒に契約すると安くなるようなプランがあったりしますが、iPhone SEに関してはセットプランはありません。
apple storeだと24回分割払いが無金利でできるキャンペーンを行っています。ヨドバシやビックカメラではポイントが付くのでよりお得に購入できます。
SIMフリーのスマホ本体があればどの格安SIMでも使えますが、安さ重視という方はDTI、速さや安定性も求める方はUQモバイルがおすすめです。
DTIは実際に使っている格安SIMですが、コストは毎月1,000円を切っています(データ+SMSプランで電話は050を利用)。しかも「DTI Club Off」が無料でついているので、提携のレジャー施設やレストランなど優待価格で利用できます。
しかもしかも、数年使い続けていると通常月額500円かかる「DTI Club off VIP」に無料で入れます。個人的にコスパ最強の格安SIMだと思っています。
結局、新型iPhone SEはコスパも性能も大満足
新型iPhone SE は、旧型SEを使っている人や、スマホは余計な機能はいらないからとにかくコスパと安全性という方にとてもおすすめできるスマホです。
apple製品は直感的に操作できるので、スマホ初心者やandroid ユーザーにも入りやすい機種だと思います。
道具はできるだけ同じものを長く使いたい。スマホに対してもそう思います。
今回の新型SEは、ワイヤレス充電に対応しているので接続の問題はクリア。防水防塵もIP67がついているし、バッテリーがへたったら変えればいい。
そうやってできるだけ長く、これからもiPhone SEを愛用していければいいなと思っています。
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