海岸沿いを歩くマンガファイ・クリフスウォークウェイ (Mangawhai Cliffs Walkway)は、アップダウンの少ないハイキングコース。
高低差はないけれど、景色がよくとても気持ちがいいトレイルでした。
このトレイルは、入り口と帰り道がわかりにくいです。
帰り道で海岸のルートを歩く場合、干潮かどうかを調べる必要があります。
歩けるかどうかの判別方法があるので紹介します。
[#5NZ縦断の道のり]
マンガファイ・クリフスウォークウェイのインフォメーション
はじめにマンガファイ・クリフスウォークウェイの情報をまとめておきます。
マンガファイ・クリフスウォークウェイの詳細
必要な時間と距離
往復2~3時間 9kmの道のり
高低差
115m
トレイルの状態
ビーチ沿い、海岸沿いの丘を緩やかに登る
トレイルの最後に階段あり
トレイル閉鎖期間
毎年9月1日~10月末にトレイル閉鎖 (羊と牛の出産時期のため)
トレイルの駐車場
Mangawhai heads beach
(上のグーグルマップのEを参考にしてください)
トレイル地図
詳しい情報は、下記のDOCのマンガファイ・クリフスウォークウェイのページへ
まずはビーチを歩く
このトレイルは、マウントマナイアトラックの時と同じように、ベストショートウォークのパンフレットを見て、行ってみることにしました。
トレイルの入り口まで、ビーチ沿いに歩いていきます。
とてもきれいなビーチなのに人影はまばら。
贅沢なビーチです。
この小さな穴の集合は、タフォニと呼ばれる風化穴で、海水の飛沫を受けやすい海岸の岩によく見られるようです。
海水が岩に付着し蒸発すると、塩類が結晶化し、その過程で岩の表面を破壊するようです。
この力を結晶圧っていうらしいです。へぇ~。
ちなみに岩の内部に含まれる塩類でもこの現象が起こりえるため、山間部の岩でもこういった穴がある場合があります。
参照 「タフォニ」wiki
途中、泳いでいるイルカを見ることができました。
ラッキー。
海岸の途中からトレイルへ
ビーチ沿いをしばらく歩いていると、トレイルの入り口が姿を現します。
奥には施設のようなものがあり、牧草地には羊たちがゆっくりと草をはむ姿が見えます。
まるでトイレでウォシュレットをしているような恰好。
“ウォシュレット羊”と命名。
海岸線と平行に歩く
最初に緩やかな坂を登ってしまえば、あとは気持ちのよい平坦な道になります。
海岸線に沿って海を眺めながら歩きます。
このトレイルは、高低差はあまりありませんが、距離は9kmあります。
それでも海の見える道を進んでいると、トレイルの長さが全然気になりません。
途中の分かれ道に注意
このトレイルは一部私有地が含まれており、敷地内の車道(砂利道)につながる場所があります。
上の写真のような分かれ道に出たときは、上りの砂利道ではなく、下りの土の道を進みましょう。
トレイルで見たトゥイと植物
道の途中でトゥイに出会いました。オークランドでも見かけるメジャーな鳥ですが、この色合いと愛嬌から結構人気のある鳥です。
どこにでもいますが、ついつい写真を撮ってしまいます。
トレイル沿いのマヌカは、たくさんの花をつけていました。
このマヌカの花からとれるはちみつには殺菌作用があり、普通のはちみつよりも高値で取引されています。
最終的にトレイルは海岸に降りていく
道は少し森の中へ入り、途中階段を挟みながら海岸へ降りていきます。
ここまでの道が今回のトレイルになります。
帰り道ですが、来た道を戻るパターンと海岸を歩いて帰るパターンがあります。
海岸を歩くのは、干潮のときのみ可能です。
海岸のルートを帰れるかどうかは、下の画像の岩で判断できます。
このアーチ状の岩が、海岸ルートの入り口になりますが、ここに海水が入ってきていると、来た道を引き返さなければなりません。
上の写真の場合、すでに海水が入ってきてしまっているので、引き返さなければならないパターンです。
残念ながら、海岸ルートを諦めて、来た道を戻ります。
遠くに、タランガ島(Taranga Island)が見えます。
帰りのビーチで疲れた足を癒す
帰り道では青空がますます濃くなり、いい天気でした。
ビーチにはオイスターキャッチャーが歩いていました。水面が鏡のようになり、影と共に地面に映り込みます。
オイスターキャッチャーのように裸足になり、海水に足をつけて歩いていきます。
最後にハイキングの疲れを癒せる最高のコースでした。
駐車場に着いて、足を洗って帰ります。
駐車場にはガス屋さんの車が停まっており、作業員の兄ちゃんが海パン姿になって「ちょっくらひと泳ぎしていくか」といった風でした。
こういうのっていいよなぁと感じた瞬間でした。ニュージーランドは、ワークライフバランスがよいと聞きます。こうやって仕事の終わりに、気軽に自然と繋がれることはニュージーランドのよいところだなぁと思いました。
近くのホリデーパークでキャンプ
この日の晩は、近くにあるリバーサイドホリデーパーク (Riverside Holiday Park) でキャンプしました。
テントから海(マンガファイ湾)が見渡せます。釣りもしてみましたが、何も釣れず。
この日は疲れたので、近くのイタリアンのお店でピザとカネロニをテイクアウト。
マンガファイヘッズ(Mangawhai Heads)は地球の歩き方には載っていませんが、とってもきれいなビーチとトレイルがあります。
マンガファイ・クリフウォークウェイはすごくおすすめしたいトレイルですので、ノースランドを訪れた際はぜひ歩いてみてください。
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